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2021.05.21~名古屋緑区F様邸新築工事~進捗状況リポート その1
こんにちは、デザインスタジオ那由多の貝です♪
東海地方も平年より21日早く、観測史上2番目に早い梅雨に突入しました。梅雨の時期を迎え、ぐずついた天気と蒸し暑い日が続いています☔️新型コロナウイルスは湿気に弱いという研究結果もあるので、ウイルス拡散を阻止する一因になればいいですね!
先日ご紹介した緑区F様邸ですが、基礎工事が順調に進み、進捗状況をご報告いたします(^^)
基礎工事は、建物の全てを支える土台となる部分を作るため、家を建てる工程の中で一番始めに行う工事で、非常に重要な工程になります。安全・安心な構造は、見えない基礎から始まりますので、早速現場写真を見ていきましょう♪
▼基礎の配筋が行われました。鉄筋コンクリート住宅は木造住宅と比べて5倍以上の重量があるので、鉄筋コンクリート住宅の基礎の鉄筋量はかなりの量になります☟
▲配筋検査は、図面通りに鉄筋が組まれているかを確認し、建物の耐久性や強度を確保するために必要な検査です。コンクリートが流し込まれると鉄筋が見えなくなってしまうので、その前に検査を行い、合格しないと次の工程に進めないようになっています。配筋は基礎の重要な作業なので、第三者機関(日本住宅保証検査機構 略称JIO)による配筋検査を含めて複数の担当者のチェック体制を常に心がけたいものです。完成すればほとんどが隠れてしまう部分だからこそ、きちんとした施工をするためにしっかりとしたチェック体制が重要ですね!
▲基礎コンクリート打設時の様子です。工事前に道路交通法に基づく管轄する警察署長から道路使用許可をもらい、当日は防護さく(方向指示板・セーフティーコーン及びフェンス)で作業用スペースを囲って、誘導員二人を配置して細心の注意を払って交通の妨害を最小限に抑えます(^^)
▲生コンクリートの運送に欠かせないミキサー車(生コン車)です!大きなドラム(ミキサー部分)を荷台に積んで、グルグル回しながら走っているのは特徴的なので皆さんも印象に残ると思います(^^)ミキサー車は、コンクリート工場で作られた生コンを工事現場に運ぶために重要な役割を担っている車です。生コンクリートの運搬・排出は時間との勝負。生のコンクリートはセメントと水が反応し、数時間で固まりはじめてしまうため、工場での製造からスピーディーに建設現場に届ける必要があります。この大きなドラムはミキサー車の肝となる部分で、ドラム内部の螺旋形のプレートで生コンクリートを攪拌(かくはん)しながら骨材と水が分離しないよう、生コンの品質を保ってくれます♪
▲こちらはコンクリート打設工事で活躍するコンクリートポンプ車です。コンクリートポンプ車は、建設現場で生コン車が運んでくる生コンクリートを、配管やホースを通じて、打設現場へ圧送(圧力をかけて送ること)するポンプを装備した車です。長いブームの先から生コンクリートをピンポイントにドンドン流し込みます♪
▲この長いブームはカメラの視野に収められないくらい、なかなか迫力がありますね!
▲鉄筋コンクリートの建物は、まだ柔らかいコンクリートを建物の形の「枠」に流し込んで、その形に固めていきます。このコンクリートの形を決める枠を「型枠」と呼ばれます。コンクリートの形に合う枠を加工から施工まで行う、コンクリートの形の精度がmm単位で管理され、構造物の出来栄えに大きく左右される大切な工事の一環になります。
▲いよいよコンクリートを流し込む作業が始まります!ベニヤ板に構成された型枠の隅々までに生コンクリートを流し込みます。レディミクストコンクリート(生コン工場で製作したコンクリート)は時間の経過によって品質が低下するため、いかに新鮮さを保って作業を行うかが重要なポイントとなります。
▲コンクリート用振動機(コンクリートバイブレーター)の写真です(^^)コンクリートバイブレーターは、まだ固まっていない状態のコンクリート(生コン)の中に差し込み、高い周波数の振動を与え、内部の空隙を排除し密度の高いコンクリートにする締固め機械です。しっかりと隙間無く打ち込んでいくために、振動機を使って空気を押し出しながらコンクリートを打設していきます。
▲基礎コンクリート打設工事の現場全貌です。コンクリート打設後ではやり直しが難しくなりますので、打設現場で念入りに確認しなら工事を進めていきます。時間と手間のかかる作業ですが、ミスが無いようにして工事をスムーズに進められるように今後も努力していきたいと思います。
デザインスタジオ那由多は、ただ建築するだけでなく、未来へ向けた「価値」がある創造を目指して、その一つ一つの現場を大切にしています。自信を持って引き渡せるように現場みんなで力を合わせて、安全安心・良い品質の建物を提供できるよう努めてまいります(^^)
それではまたの機会に♪