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2015.11.08外断熱と内断熱
こんにちは
デザインスタジオ那由多の石川です。
今週末に1階の躯体コンクリート打設予定のK様邸です。
先回お伝えしましたように、こちらは外断熱仕様でその模様をお伝えします。
セラウォームという断熱材を型枠の外側に貼付け、コンクリートを打込みます。
ここで、外断熱と内断熱の主な特性を説明します。
内断熱のメリット
・施工が容易でコストが安い
・室内空調での適温になる時間が早い
・外壁が薄くできる
外断熱のメリット
・外部からの日射などの放射熱の影響を受けにくく、建物全体での温度差が少ない。
そのため、建物内に結露が生じにくい。
・内部をコンクリート打放し仕上げにできるなど、内装仕上げの幅が広がる。
・気密性が高く躯体外部で覆うため、建物全体の痛みが少ない。
それぞれ特性があり、用途や場所によってメリットはありますが、
建築の予算はもちろん、地域や場所に合わせて総合的に判断することが大切ですね
こちらのK様邸は断熱材のタイルを張り、内部はコンクリート打放しの仕上げです。
コンクリートは木材の約10倍熱伝導率が高いので、打放し仕上げの部分には外断熱が最適ですね。